海外旅行するときにはその国に入るためのビザ(査証)が必要ですね。たとえば、アメリカへ旅行するとき、電子渡航認証システム(ESTA) をあらかじめ取得してからでないと入国できません。特にセプテンバー・イレブン(2001年9月11日同時多発テロ)の後から、アメリカの入国審査が厳しくなったのはご存知の通りです。
私がオーストラリアを選んだのはピストルの脅威がないということ。とてもフレンドリーな国民性、多民族国家という社会構造にも魅力を感じました。時差はあるものの、2時間程度というのも大きなポイントです。
現在オーストラリアの日本人在住者数は、約92,600人。オーストラリアで暮らしている日本人はアメリカに次いで多いです。在住者数は毎年増えており、5年前より約14,000人以上の人が移住されているのこと。
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私はメルボルンに住んで20年以上になります。もちろん、日本のようなサービスは期待できないし、こちらのセブンイレブンに行っても日本人のあなたが買いたいと思うような商品はあまりないでしょう。けれども、医療は結構進んでいるし、最近は日本のリテイル・ストア、ユニクロも無印良品、オニツカタイガーも出店されています。日本食料品も手に入りやすくなりました。
海外に住むことにあこがれている方は多いかと思いますが、移住するには避けれない、まず第一の難関はビザの取得だと思います。ビザがなければこちらで就業をすることができません。
たぶん、「ボーダーセキュリティー」というテレビ番組をごらんになったことがあると思います。オフィサーの質問に答える時、旅行で来ているはずなのに、所持金が少なく、ホテルの予約などもしておらず、旅程、どこに行くかもはっきりしないようなパッセンジャーは不法就労が目的で入国すると思われて、別の部屋によばれて身辺調査をされるわけです。
さて、オーストラリアでの長期滞在可能なビザについてですが、まずは学生ビザ、ワーキングホリデービザ、ビジネスビザがあります。
オーストラリアではビザを申請できる職業のリストがあります。就労するには、その職業での資格を教育機関で学ぶ必要があります。日本での資格はオーストラリアでは多くの場合、認めてもらえません。
詳しくはスクールウィズミーのウェブサイトをご覧ください。
このウェブサイトではビザの取得の情報が詳しく提供されています。
その中で、これはとても重要なことなので、ビザ申請のための条件について紹介させてください。
ビザの申請での必要条件は、
・移民局の技能職業リストに、自分のスキルの職業がある
・申請時に18歳以上、50歳未満であること
・IELTSの必要な得点がIELTS 6.0以上(IELTS〔アイエルツ〕は英語のレベルテスト)
・健康保険に加入している
・無犯罪者証明書の提出
・申請日から過去2年間のうち1年はその職業に就いていること
とにかく、考えなければいけないことが多いと思うので、まず、どんな仕事をしたいか、その仕事が自分に合っているか、楽しんでできるか、どんな資格を取らなければならないか、そのために専門学校、大学に通うとしたらいくらぐらいかかるか。何年ぐらい通うのか、など、調べてみて下さい。
シェフ、パティシエなどの職業は技能職業リストに必ずのっていて、一番とりやすいビザではないでしょうか。
あこがれで終わらせるか、あこがれを現実にするか。時間とお金がかかるかもしれませんが、人生で本当にやりたいことにチャレンジした方が後悔をせず、もっと違った生き方ができるのではと思います。